たまりば

多摩の地域情報 多摩の地域情報立川市 立川市

2011年07月13日

野菜の話。

農家の友人が立川で農家をやっている。いくつか所有する広い畑で、農協におろす、というか直販所におろす野菜類を作っている。大雑把で少しの虚栄心を持つこの友人の普段の話は、あまり好きでは無い、が、農家としての農業の話は面白いくて大好きだ。友人の家では、広い畑の一角に、自宅用の野菜を作っている場所がある。広い畑の真ん中で、通りからちょっと見にくい場所にポツンとある。周りの畑が、整然と作付けされ雑草も生えていないに対し、背は低いが雑草らしき草の多いその場所には何種かの野菜が植えられていた。まるで、慣れていない人が作っている家庭菜園のようである。少し違うのは、家庭菜園にありがちなトマトとかナスではなく、根菜類や枝豆が多かった。理由を聞いたら、根菜は手間がいらない、枝豆はビールが好きだらとの答えだと記憶している。まぁ、そんな畑である。後に、そこで獲れた里芋を分けてもらったが、驚くおいしさであった。

野菜の話。

この自宅用のものは、除草剤も殺虫剤もあまり使わないで、ほおっておいて、食べられる物が出来たら食べて、と考えているそうである。その年によって変わるが、先ほどの里芋やキャベツ、とうもろこしなどを作っているようだ。おもしろいというか当然というか、薬を使わないと、食べられるものがまったく出来ない時や、虫にやられてしまい散々なことがありあるそうである。また、まわりの畑の薬の量などにも影響を受けることがあるとのことであった。そこで、自宅用の作物が出来なかったらどうするかというと、聞いたところ、販売用の形の悪いものを自宅用に使って食べるそうである。こんなにおいしい里芋ならば、すべてこうして作ったらとも聞いた。すると、自宅用の栽培方法を広い畑で、出来なかったらしょうがないという考えで、たくさんの農作物の作付けをするのは勇気が要ることだ、だから、少しの薬は使う、自分も薬を使った作物を子供のときから食べているがいたって元気だ、という答え。
友人曰く、知らない人は、農家の人は自宅で食べるものには薬(殺虫剤・除草剤など)を使わない、なんて思うかもしれないが、実際は、必要な時は販売用のものも食するし、薬にしたって、今のものは非常にピンポイント(どうやら駆除する虫だけに効くようだ)かつ、弱いもので、薬局などで売っているスプレータイプの殺虫剤のほうが何倍も強いのに、と言っていた。
むかし、薬が無い時代は、不作や虫などの自然の影響を受けながら、豊作・凶作を繰り返し、人の生死に反映してきた農作物。現在の安定した食生活はとても大事であるが、本当の農作物の味と不作時の恐ろしさを知らないのも少し悔しい気がする。


  • 同じカテゴリー(思ったこと)の記事画像
    円空展
    昭和記念公園サマーキャンドルナイト
    お諏訪さま
    桑の木のこと
    バイト
    閉塞感
    同じカテゴリー(思ったこと)の記事
     円空展 (2013-01-24 18:38)
     昭和記念公園サマーキャンドルナイト (2011-08-31 09:37)
     お諏訪さま (2011-08-29 15:25)
     桑の木のこと (2011-08-11 10:36)
     バイト (2010-09-27 08:15)
     閉塞感 (2010-09-13 20:09)

    Posted by 千代吉 at 12:33│Comments(0)思ったこと
    上の画像に書かれている文字を入力して下さい
     
    <ご注意>
    書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

    削除
    野菜の話。
      コメント(0)